『 いつかは自分の建築を。』

30代から建築士を目指し、奮闘する日々の記録

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建築の勉強をはじめるに前に揃えておきたいモノ〜模型製作編〜

建築学科の学生になると、課題作品の作成のために様々な道具が必要になります。 特に設計プランの課題を与えられた場合、プレゼンの為に模型を制作する必要な場面が多々あります。そこで、この記事では模型制作にどういった道具が必要なのかを紹介します。
内容は以下の通りです。

 

建築の勉強をはじめる前に揃えておきたいモノ〜模型製作編〜

カッティングマット
下の机を傷つけないのは当然ながら、カッティングマット上で作業をすることでモノが滑ることも防ぎます。模型製作は主にカッターを使う作業のため、不意なケガの防止のためにも必ずカッティングマットを使いましょう。リンクにはA3サイズのマットを載せていますが、場所が許すなら大きいサイズを買うことをおすすめします。

 


プラス カッターマット 両面 A3 300×450mm グリーン 48-584
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カッター(小)
模型のパーツを切り出すのはとても繊細な作業です。開口部(窓など)に穴を開ける時は、周りの部分を誤って切ってしまわないように細心の注意をはらった細かい作業が求められます。その為、建築模型をつくる際は、普段馴染みのある大きめのカッターとは違い、角度が鋭利な小さめのカッターをメインに使います。 刃の角度が30度と鋭角になっている為、細かい切り出しが可能になります。
 
 

NT カッタープロシリーズ AD-2P
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カッター(大)

こちらが普段の生活で馴染みのある、一般的によく見るサイズのカッターですね。模型製作で使う機会はあまりないですが、力がいる部材の切り出しや、ダンボールの切り出しに使うことがあるので揃えておきましょう。


オルファ(OLFA) ハイパーL型 ネジロック式大型カッター 192B

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刃折り器

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この「刃折り器」は是非揃えておいてほしい道具の一つです。カッターを使う上で知っておいて欲しいの、カッターの刃はかなり消耗品ということです。ひとつの模型を作成するのにかなりの数の刃を折っていきます。刃を放ったらかしたまま使い続けると、切り出したパーツのエッジ(切れ目)がかなり汚くなり、頑張って模型を作っても汚い模型になってしまいます。

そんな時に役に立つのがこの「刃折り器」です。カッターそのものにも刃折りはついていますが、いちいちカッターのお尻の部分を外して刃を折るのは時間がもったいない上、誤って刃が飛んでいく危険があります。刃折器があれば簡単に素早く安全に刃を折ることができる上、折った刃のやり場にも困りません。ぜひ道具のひとつに追加してください。

 


オルファ 安全刃折処理器 ポキ 黄黒 1個
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ステンレス製ものさし

カッターは必ず定規とセットで使うのですが、学生の筆箱に入っているような普通のプラスチックの定規は絶対に使ってはいけません。プラスチックの定規にカッターの刃をあてると簡単に定規が削れていきます。

定規はステンレス製のものを使いましょう。長さは15cm,30cm,60cmを揃えておくと便利です。

CCINEE ステンレス直尺 定規 300mm(大)x1, 150mm(小)x1, 2本セット「ミリメートルとインチの交換表付き」
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スコヤ

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スコヤとはL字型の金物で、その内角が直角90度になっています。

建築の世界では水平や直角が少しでもずれているとすぐに違和感が生まれます。 模型でも同じです。それを防ぐために、模型で立ち上げた壁等が直角になっているかを確認したり、直角に調整したりする際に必要な道具です。


シンワ測定(Shinwa Sokutei) 完全スコヤ cm目盛 15cm 62009
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スチのり
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 切り出したパーツを貼りあわせるための専用ののりです。
この光栄堂さんのスチのりが定番です。
サイズは大中小ありますが、大を買ってしまうと使い切る前にのりが固まってしまう可能性もあるのでご注意を。リンクに貼っているのが中間のサイズです。
 

光栄堂 スチのり100

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木工用ボンド

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スチのりでくっつきにくいものや、架構模型(檜棒などで木造建築の構造を表現する模型)では木工用ボンドを使います。 よく売っている馴染みのあるあれですが、黄色ではなく、上の写真の白色「速乾」タイプを選びましょう。材料どうしがくっつくまでの時間が全く違います。
 

コニシ ボンド 木工用速乾ハンディパック #10834 180g
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ドラフティングテープ
パーツを仮に組み立てる時の仮止めや、スチのりが乾くまでの間パーツの接合部分を留めておくときに使う貼って剥がせるテープです。
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ピンセット

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細かい作業になってくると人間の指先ではいずれ限界がきます。ピンセットを準備しておくと、そういった細かい作業や、微調整が可能になります。


タミヤ クラフトツールシリーズ No.47 精密ピンセット (ツル首タイプ) 74047
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スプレーのり(55・77)

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模型のパーツの切り出しは、図面を部材に貼り、図面の線に沿って部材を切る手法を多く使います。その図面を部材に貼る際につかうのりがスプレーのりです。多くつけすぎない限りきれいに剥がすことができます。
写真の「55」が貼ってはがせる弱めのスプレーのり、「77」が貼った後は基本的にはがせない強力なスプレーのりなので間違えないように気を付けてください。

3M スコッチ スプレーのり 55 430ml S/N 55

3M スプレーのり 77 430ml S/N 77
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ソルベント

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もし上記のスプレーのりを使ったあと、図面がうまく剥がせずべたべたになってしまった場合、このソルベントという液体を使って拭き取ればきれいになります。

ミツワ ソルベント(溶解液)赤丸缶 280ml 【HTRC 3】
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その他模型材料

以下が模型づくりによく使う材料たちです。参考までに載せていますが、材料を揃えるのはどんな模型を作るのかを決めてからで大丈夫です。

  • スチレンボード
  • スチレンペーパー
  • 厚紙スノーマット
  • バルサ
  • プラ板
  • かすみ草
  • 人物
以上が模型製作に最低限必要な道具です。
今後模型制作に便利な道具を見つけたら都度紹介したいと思います。
 
 
おわり