『 いつかは自分の建築を。』

30代から建築士を目指し、奮闘する日々の記録

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週末授業⑤〜住宅設計〜

5度目の週末授業への参加。今回の授業内容は住宅設計でした。
 
今までの週末授業と比較すると一気に実務に近い内容になりました。
今回の記事はこのような内容になってます。
  1. 授業参加前の準備
  2. 授業の大まかな内容
  3. 授業を受けて得たもの
  4. 授業の密度
  5. 先生の採点
  6. かかった費用
  7. 追加で購入したもの
 
1. 授業参加前の準備
 
いつも通り、授業に参加するにあたり、事前に与えられた課題をしておかなければなりません。 主に以下の内容です。
 
①住宅の設計プランを考える
 
ある設計条件(場所、敷地、施主要望等)が与えられており、それに基づいた設計プランを考えます。
私の場合は30以上プランを考え、自分で一番納得のいく内容を最終的に選びました。
プランを考えた手順は以下の通りです 。
 
施主の人物像をとらえる
与えられた条件だけでは施主の人物像が定まらない為、いくつかの仮説をたてて施主の人物像をしぼりこみました。
 
設計条件を読み解く
与えられた設計条件をまとめ、施主がどういう建物を建てたいのかをイメージしていきました。
 
設計プランのコンセプトを考える
上記の「施主人物像」、「設計条件」をベースに設計プランのコンセプト(大きいテーマ)を定めました。
 
上記コンセプトを軸に、与えられた敷地の中で空間を区切る作業を繰り返し行いました。
合計で30以上はエスキースを行い、一番納得のいく空間構成に絞り込みました。
 
以上で大まかな設計プランを考える作業は終わりです。
 
②手書きで製図する
 
自分で考えたプランを手書き図面(平面図、断面図1/100)におこします。
 
③模型を作成する
 
自分で考えたプランを1/100の模型でつくります。
課題ではないですが、持ち運び用に模型箱もつくりました。
 
今回の事前課題は設計プランを考えるのに時間を要しました。
プランが確定すれば、手書き図面、模型作成はすでに週末授業を受けていることもあり、3時間くらいで終わらせることができました。
だいたい合計で6時間くらいかけて準備しました。
 
 
2. 授業のおおまかな内容
 
①事前課題の発表
 
事前課題で考えたプランを全員発表します。
発表の都度先生がちょっとしたアイデアやアドバイスをくれます。
発表だけで1日目の夕方くらいまでかかりました。
 
②設計プランの再考
 
先生のアドバイス等をもとに設計プランを再考します。
改めてゼロから考えてもいいし、元々のプランを修正するというようなやり方でも大丈夫でした。
ゼロから考える人が多かったですが、私の場合は事前課題の段階で結構考えてきていたので、元々のプランを少し修正するというやり方をしました。
 
③平面図、断面図(1/50)を描く
 
修正等をしたプランを1/50の手書き図面でおこします。
色鉛筆等で図面に着彩までして完了です。
 
3. 授業を受けて得たもの
 
今回の授業で先生が繰り返し言っていたことが、とても腑に落ちる内容で、大事にしたいと思ったので記録しておきます。
 
①空間に価値がある
 
施主からの要望で多いのは「床面積を多くとりたい」とか、「収納を多くしてほしい」とかがあると思うんですが、もちろんそれも大事なんですが、忘れられがちなのが「空間に価値がある」ということです。
あえて2階部分の床を無くし、1階からの吹き抜け空間をつくることで生まれるものがあります。実際にそこには物質としての何かがあるわけではないのですが、例えば光がたくさん入ってきたり、住んでいて空間の広がりやつながりを感じたりすることができる。
何かを削ることで空間に価値が生まれることがあるということです。
 
②数多く考える
 
私にもあてはまることですが、先生もまた、遅くから設計の仕事を始めた方でした。同級生が何年も前から設計の仕事をしている中、どうやって追いつくか、どうやって追い越すかを考えた時、プランを人より多く考えるということでした。
より多くのプランを考えることで、そのプランはより洗練されたクオリティの高いものになります。
また、何個もプランを考えるということは「失敗事例」も積み重なっていくということです。
その積み重なった「失敗事例」があることで、施主にプレゼンをするときに、説得力のあるものになっていくのです。
 
4. 授業の密度
 
今回から「授業の雰囲気」という項目を無くします。なぜなら毎回みんなまじめに取り組むからです。
代わりに「授業の密度」という項目をつくります。
週末授業は提出しなければいけない課題内容や先生によって授業の密度が違います。
例えば昼ごはんを食べる時間がなかったとか、居残りして作業したとかです。
今回は適度な休憩や昼食の時間も取れ、居残りして作業することもありませんでした。
ただ、人によっては課題作成に十分には時間が足りない人もいたようで、最後の2時間くらいはみなさん必死に課題に取り組んでいました。
 
 
5.先生の採点
 
今回も先生の採点は今回はどういうポイントで行われたかわかりませんでした。ただ先生曰く「一通り見て落第点の作品はありませんでした」とのことでしたので、単位は参加した全員が取れているようです。
 
6. かかった費用
かかった費用を記録しときます。
 
交通費:33,090円(新幹線、在来線、地下鉄)
宿泊費:7,600円(カプセルホテル2泊)
飲食費:約4,000円
その他:なし
合計:44,690円
 
 
7. 追加で購入したもの
 
・セクションペーパー
・ロールトレペ
・かすみ草(模型植栽用)
 
おわり