『 いつかは自分の建築を。』

30代から建築士を目指し、奮闘する日々の記録

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通信制の大学とは

そもそも「通信制の大学」とは何なのか。
その中でも私が学んでいる建築学科はどういうものなのかについて紹介していきます。内容は以下の通りです。

通信制の大学とは

通信制の大学とは、読んでそのまま、自宅学習で大学から与えられた課題等をこなし、卒業に必要な単位を修得していくことで、4年制の大学を卒業できる仕組みの大学です。
一般的にイメージされる「通う」大学と併設する形で同大学内に「通信制」を設けている大学が多いようです。
大学に進学したいけれど様々な事情があり「通信制」を選ぶ高卒生や、仕事と両立して大学へ通う社会人の方や、社会人リタイア後改めて自分の好きな分野を学びたい方など、通信制大学に通うニーズは多岐に渡っています。
具体的にどういった大学があるのかは割愛させていただきますが、いくつかの通信制大学を比較する形でまとめてあるサイトはたくさんありますので、是非検索してみてください。
様々な通信制の大学・学部がありますが、私が進学したのは某大学の建築学科です。

私が学んでいる通信制大学建築学科について

ここからは私が進学した通信制大学建築学科について説明させていただきます。
必ずしも全ての通信制大学にあてはまる内容ではないのでご注意ください。

私が選んだ建築学科の場合、単純に自宅学習で課題をこなせば卒業できるわけではありません。 自宅学習と併せて、月に1回程度週末に大学へ足を運び、授業を受けることで単位を修得していかなければなりません。

つまり、履修科目は
1.自宅で行う課題 (以後「自宅課題」と呼びます)
2.月1回程度の週末授業への参加(以後「週末授業」と呼びます)
に分かれます。
さらに1.自宅課題は大きく以下の二つに分かれます。
①作品をつくる課題 (以後「作品課題」と呼びます)
②レポートと試験で合格する課題 (以後「レポート課題」「レポート試験」と呼びます)
一旦まとめると 、
1.自宅課題
 作品課題
 レポート課題+レポート試験
2.週末授業
とカテゴライズされ、各々の必要な単位を修得していくことで卒業を目指します。

どれだけ単位をとらなきゃいけないの

卒業に必要な単位数は「入学の仕方」によって異なります。

入学の仕方は「A. 1年次入学 」、「B. 3年次編入の二つのタイプがあります。
A. 1年次入学
これまでに4年制の大学を卒業したことがない人が選ぶ入学方法です。
卒業までに4年を要し、建築学科の専門科目に加え、一般教養と呼ばれる科目をある一定数取得しなければなりません。
卒業に必要な単位(一例)
専門科目:72単位
その他一般教養等:52単位
B. 3年次編入
これまでに4年制大学を卒業している場合、A.1年次入学の方が履修する一般教養が省かれ、専門科目の単位修得のみで卒業ができます。最短で2年で卒業できます。一見こちらが楽に見えますが、4年かけて学ぶ専門科目を2年で学ぼうとすると、履修スケジュールがなかなかハードなものになります。
卒業に必要な単位(一例)
専門:72単位

お金ってどれくらいかかるの?

一番気になる内容ですが、この説明のために先に入学の仕方を説明させてもらいました。1年次入学か3年次編入かで在籍年数が異なるので当然かかってくる授業が違ってきます。

A.1年次入学の場合
・卒業までに約180万円
B.3年次編入の場合
・卒業までに約100万円
私が通っている大学の場合、大体これくらいの金額が卒業までに必要とHPに明記されています。
これには入学時の費用、年間の授業料、教科書代等も含まれています。
ただし!
建築学科生として必要な道具、課題に必要な材料費、週末授業の授業料、交通費、滞在費が別途かかってくるので注意が必要です。
特に週末授業への参加にかかる費用が一番の出費なので、遠方から通おうとしている方は、大学までの交通費や宿泊代も計算に入れておくべきです。私は遠方から週末授業へ参加しておりまして、1回の授業に5万弱(宿泊費+交通費+滞在費)かかっています。

課題(履修)はどれくらいのペース?

A.1年次入学の場合

・週末授業年7回

・作品課題年4回

・レポート課題年4回及びレポート試験4回

B.3年次編入の場合
・週末授業年13回
・作品課題年8回
・レポート課題年8回及びレポート試験8回
HPに明記されている大体の目安がこれくらいです。
今後私が記録する履修内容は「B.3年次編入の場合」になります。
数字で見ると一見簡単そうに見えますが、自宅課題一つに要する時間の目安は大体90時間と書かれていますし、週末授業に関してはただ授業に参加すればいいわけではなく、事前に与えられた課題を仕上げて授業に参加しなければなりません。働きながら通っている人が多いことを考えると、相当に工夫をして時間を捻出していかなければ、計画通りに履修をこなしていくことが難しく、最短2年での卒業が困難になる人が多いというのが実情です。
 
おわり

*1:※私が通う大学では、自宅課題1科目2単位、週末授業1科目1単位もらえます